2010年に引退していたフィギュアスケートの「柴田嶺(しばたりょう)」さんが現役復帰し、ソチ五輪ペア代表の「高橋成美」さん(24歳)とコンビを組むことが、所属する木下クラブより発表されました。
一度引退したスケート選手が第一線に復帰することはとても珍しいことだそうですので、その「柴田嶺」選手について少しご紹介したいと思います。
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出典:柴田嶺公式ブログ
:生年月日 1987年2月24日(2016年5月現在29歳)
:出身地 北海道釧路市
:出身校 釧路北陽高校から明治大学
:身長 169cm
:元コーチ 川越正大、須貝麻里子
:元振付師 川越正大
:引退年 2010年1月
柴田嶺経歴
彼は小学校5年生のとき、テレビで長野オリンピックを見たことがきっかけでフィギュアスケートを始めました。
高校卒業までは釧路の須貝麻里子に師事し、2002年には全日本ジュニア選手権に優勝、同年の全日本選手権では5位に入っています。
翌2003年から2004年シーズンは、ケガなどもあり不振に陥り、2004年・2005年シーズンには全日本スケート連盟の特別強化指定を外れたため、ISUジュニアグランプリには自費参加となりましたが、ハルギタ杯で優勝しJGPファイナルに進出しています。
そして翌シーズンのジュニアグランプリアンドラ杯では2度目の優勝を果たしました。
その後は明治大学への進学とともに上京し、中学2年当時から振付けを依頼していた川越正大の指導を受けるようになります。
しかしながら、シニアクラスになってからは表彰台に立つことはなく、2007年・2008年シーズンを最後に国際舞台からは遠ざかってしまいました。
2010年1月には競技から引退し、彼の故郷である釧路で開催された冬季国民体育大会が最後の競技会であり、その後プロに転向しました。
イリーナ・スルツカヤのビールマンスピンに憧れ、男子としては珍しくビールマンスピンを習得したり、衣装や髪型など、見せることにも強い意識を持っていました。
また、コンビネーションのセカンドジャンプに3回転ループをつけることができたほか、3回転アクセルは2007年の練習中に成功をおさめていました。
このように「柴田嶺」さんは、ジュニア時代から将来を期待された人物でしたが、シニアでは活躍することができずに競技生活から引退してしまったのです。
競技生活から引退後は、プロのスケーターとして全国を興業したり、東北大震災の被災者のためのボランティア活動をしたり、個人レッスンの仕事などもしていました。
なお、競技生活は引退しても大学の勉強は続けていたようですね。
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6年ぶりの現役復帰について
出典:柴田嶺公式ブログ
今年29歳になった柴田嶺さんですが、なぜ現役復帰という決断をしたのでしょうか?
復帰の具体的な理由は明かされていませんが、現役を引退した後でも、プロとして活動を続けていたので、肉体的には何ら問題はないでしょう。
そして、復帰後の競技種目はペア競技になりますが、これからはコンビで演技をすることになるわけで、二人のチームワークが問われるのです。
現役時代の彼のコンセプトは、技は勿論ですが衣装や髪型にも拘ったいわゆる「見せるスケーティング」を追求していたとのことなので、彼の新しい一面が見られるのではないでしょうか。
所属先の木下クラブとしても、ジュニア時代から現在までの彼の演技を見てきているはずですので、何か光るものを感じたからこそ声をかけたのだと思います。
又、相手の「高橋成美」さんも、前のパートナーは外国人(ロシアのアレクサンドル・ザボエフ)だったので、意思の疎通という点ではハンデがあったと思いますが、今度は日本人同士ということで意気投合出来るのではないでしょうか。
シングルでのオリンピック出場は果たすことは出来なかった柴田嶺さんですが、、是非今度はペアでのオリンピック出場を目指して頑張ってほしいものですね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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